JR九州は2月2日、九州新幹線鹿児島ルートにおいて新幹線車内の多目的室を長距離間の患者の医療搬送に役立てることが明らかになった。
鹿児島ルートを走行する「さくら」「つばめ」などN700系、800系車両には1編成に1室多目的室が設置されており、普段は授乳や気分が悪くなった乗客の休憩室として利用する。
医師や看護師の付き添いが必要な重症患者を搬送出来るよう、ストレッチャーがそのまま入るスペースを備えており、酸素ボンベなど医療機器も持ち込める。手術や感染拡大の恐れのある重傷者の搬送には対応していない。原則予約制で、2日前までに予約する。料金は乗車区間の指定席2人分。鹿児島ルートの全線開通日3月12日から受け入れる。