
よりよい環境で充実した仕事をするために転職を検討している女性医師もいると思います。
女性医師が転職を考えるときに気になるのは年齢のこと。「現在の年齢でも希望通りに転職できる?」「先延ばしにしていると時期を逃してしまい転職できないのでは?」と悩み、転職に踏み切れないケースもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、女性医師の転職と年齢の関係性について詳しく解説いたします。
女性医師の転職に年齢は関係ある?
一般的な職業の場合、年齢が上がれば転職は難しくなるといわれます。しかし、特別な経験やスキルがあれば、年齢を重ねてからの転職もあまり難しくはありません。特に現代は医師不足の状態が続いているため、医師免許を持っており十分なスキルがあれば何歳であっても十分転職は可能です。中小規模のクリニックや慢性期病院、訪問診療や検診センターといった職場ならば、年齢に関係なく採用される可能性が高くなるでしょう。
また、女性医師は妊娠や出産、育児のタイミングで休職または退職するケースもあるものです。このタイミングで働きやすい病院に転職すれば、安心して医師の仕事を続けていけますね。
大病院への転職は早いうちがベター
医師は売り手市場といわれますが、女性医師の転職には年齢がまったく関係しないというわけではありません。
大病院の多くは年功序列の体系をとっているため、年齢が上がるほど年収も高くなるものです。「年齢が高い医師に高額の給与を払うよりも、若い医師のほうが採用したほうがお得」というのが、こういった医療機関の本音です。実際、40代を過ぎて大学病院や総合病院に転職するのはかなり難しいといわれます。
大きな病院で長く働いていきたいと考えている方は、20代や30代の段階で転職しておくのが無難といえるでしょう。
実質上の年齢制限がある場合も
急性期病院や多忙なクリニックでは「若く元気のある医師にバリバリ働いてほしい」という考えから若い医師を採用する傾向があります。また、個人のクリニックでも「自分より年下の医師がほしい」という考えをもつ院長もいることでしょう。
本来、求人を出すときには明らかな年齢の制限をしてはいけないというルールがあります。しかし求人に記載されていなくても、医療機関側が求める人物像に合致していなければ採用される可能性は低いものです。転職先の医療機関がどんな年代の医師を求めているのかを察した上で転職活動を進めるのが、採用を得るための近道といえます。

医師免許を持っていれば、何歳になっても転職は可能といえます。とはいえ、年齢が高い医師を積極的に採用していない職場があるということも知っておきたいですね。
ベストな転職先を探したいのなら、女性医師の転職に強いエージェントを活用し、適切な求人情報を確認しながら転職活動を進めていくのがおすすめです。
女性医局ではブランクのある女性医師やママドクターの転職も積極的にサポートしております。これからまた医師として活躍していきたいという方はぜひご相談ください。