医療現場では、さまざまな業務に就くスタッフが一緒に働いています。
いろいろな人がいれば当然、気の合う人合わない人、仲良くなれる人そうでない人が出てくるもの。
職場の人間関係になんらかのお悩みを持つ方も少なくありません。
女医さんの職場の人間関係の悩みとして多く見られるのが「(女性)看護師との付き合い方」です。
本来、医師と看護師は協力しあうことが重要な関係。
ところが、両者の関係がうまくいかず、業務に支障が出てしまうようなケースもあるようです。
そこで今回は、女医さんが女性の看護師とうまく付き合うコツについて考えてみたいと思います。
女医と看護師は不仲になりやすいの?
「女医は看護師に嫌われる」
「女医と看護師は犬猿の仲」
などと言われるのを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
実際には、良好な関係性を保っている女医と看護師は少なくありません。
だけど両者の関係が悪化して、相手の言うことを軽んじたり無視したり、陰口を言ったりといった問題が起こることも残念ながらあるようです。
こうしたことが続くとお互いにストレスを感じるばかりか、周囲の他のスタッフや患者さんにも迷惑がかかってしまいます。
個人的な相性はあると思いますが、看護師とはできるだけ良い関係を築いていきたいところです。
看護師はどんな女医を嫌う?
女性医師の立場から見て、好きになれる看護師と好きになれない看護師がいると思います。
例えば、あからさまに男性医師に接する時と態度を変えてくる看護師や、ちょっとしたことにいちいち反発してくる看護師にはイラッとしてしまうこともありますよね。
同じように、看護師から見ても苦手な女医と好きな女医がいるようです。
それぞれ、どういったタイプが当てはまるのでしょうか?
看護師さんたちからよく聞かれる声をご紹介します。
【苦手な女医】
・プライドが高く、看護師の指摘などを一切受け入れない
・看護師に対して上から目線で接する、影で看護師をばかにする
・患者さんに対する態度が怖い、キツイ
・感情的になりやすい
・男性医師と比べて明らかに仕事ができない
【好きな女医】
・フレンドリーな性格で話しやすい
・看護師の仕事を尊重し、感謝の言葉を伝えてくれる
・患者さん思いで優しい
・女性ならではの細やかな気配りができる
・男性医師と変わらないしっかりとした働きぶり
看護師と上手に付き合うには?
看護師の声から、女性医師のどういった部分が嫌がられるのかが見えてくると思います。
当たり前ですが、看護師や患者さんを尊重しない態度は良く思われません。
また、仕事に一生懸命になるあまり、感情的になったり高圧的な態度になったりすることがないよう、心に留めておきたいところですね。
同じ女性同士、難しい部分はあるかもしれませんが、良い関係を築くことができれば心強い味方になってくれるはずです。
まずは同期や同世代の看護師や、気の合いそうな看護師と個人的に仲良くなってみるのも一つの手だと思います。
看護師を尊重する気持ちを大切に、看護師と連携が取れる女性医師を目指しましょう。