正月三が日 餅を詰まらせる事故で死亡者も 4日、東京消防庁の報告によると正月の三が日に餅などによる窒息事故は都内だけでも19件あり、福島県では70代と80代の男性2人が死亡したことがわかった。
(参照:中央区の歯科医院の医師、業務上過失致死容疑で書類送検)
都内の救急搬送19件のうち、重篤と診断されたのは9人で10代、50代の各1人、60代2人、70代6人、80代5人、90歳以上が4人であった。 1年のうち年末年始にかけて餅を食べる機会は非常に多く毎年この時期が一番餅による窒息事故が起きている。
東京消防庁の調査によると平成18年から平成22年までの5年間に餅などの窒息事故で救急搬送された人数は601人であった。年間で平均約120人が餅による窒息事故で救急搬送され60代以上の年代で多く見られる。搬送時の症状の度合いとしては全体の約7割が生命の危険はないが、入院などの措置が必要となる中等症以上と診断されている。
餅による窒息事故が高齢者に多い理由としては、年齢とともに喉の機能が低下していき詰まっても吐き出しにくい理由があげられる。さらに、認知症・物忘れなどがあると大きい状態のまま飲み込もうとしてしまうこともある。
東京消防庁では餅を小さく切ることや急いで飲み込むことがないように注意を喚起している。