日本さい帯血バンクネットワークは、白血病などの患者に対して行う「さい帯血移植」の治療数が世界で初めて1万例を超えたと発表した。
(参照:福岡県、ATL妊婦検査、来年度から実施)
詳しくは、全国11ヶ所(現在8ヶ所)のさい帯血バンクから提供されたさい帯血の移植累計が、1万例を突破したと発表があった。「さい帯血」とは、へその緒(さい帯)や胎盤に含まれる血液のこと。現在、白血病など重い血液の病気の治療に使われている。血液の中には、白血球や赤血球、血小板などさまざまな血液の成分を生み出す「造血幹細胞」が含まれていることで知れている。
日本では1997年2月を皮切りに、現在は年間約1000例が行われているが、8月29日、移植の累計数が1万例を突破した。そして、さい帯血移植1万例の突破を記念して、9月28日(土)にTKP田町カンファレンスセンターにて記念イベント「さい帯血バンク推進全国大会」を開催される。移植を受けた患者さんを交えてトークショーなどが行われる。