日中の診察業務や手術などに加え、当直や夜勤もこなし常に時間に追われながら忙しい日々を送る医師。繰り返される多忙の毎日では、服装やメイク、ヘアスタイルなどの身だしなみがおざなりになってしまうこともあるでしょう。
しかし、いくら忙しいからとはいえ清潔感が損なわれていたり、ヘアメイクに手抜きをしていては患者からの視線も気になるもの。患者は意外にも細かなところまで医師の身だしなみをチェックしています。身だしなみの乱れで患者からの信頼を崩さないためにも、そして1人の女性として美しさを保つためにも、基本的な身だしなみについてチェックしていきましょう。
身だしなみの乱れが信頼の崩壊につながる!?
女性の場合、身だしなみと一言で表してもたくさんのチェックポイントがあります。
服装やヘアメイクなどの基本的なものに加え、アクセサリーやネイル、香水などたくさんの項目で身だしなみチェックが行われているのです。
「身なりが乱れていると医療器具までもが清潔には思えなくなる」「自身の身だしなみが整えられない人は信用できない」など、身だしなみの乱れに対する患者の意見は辛辣なものばかり。患者からの信頼が大切な仕事だからこそ、毎日の身だしなみにはきちんと整える必要があるのです。
意外と見落としがち!? 女医が注意すべき身だしなみのポイント
・メイクが濃すぎる
睡眠時間が少なくなったり食生活などが乱れたりして、不規則な生活が続くとその疲れが肌にも表れるのは当然のこと。しかし、その肌荒れを隠そうとファンデーションを厚く塗って、濃いアイメイクと口紅で装備をしても患者からの評価はプラスにはなりません。
肌荒れを隠すためにはファンデーションを重ねるのではなく、コンシーラーやコントロールカラーなどのポイントカバー用アイテムを使用してナチュラルに仕上げるのがおすすめです。
・ネイルが剥げている、伸びている
意外と人の目に入りやすいのが指先の爪です。丁寧にお手入れが行き届いていれば美しく見えますが、ヒビが入っていたりマニキュアが剥げてたりしていては、清潔感があるとはいえません。また、あまりに長く爪を伸ばしていたり、派手なネイルアートをしていると、患者の中には不信感を抱く人もいます。忙しい毎日の中では、ネイルケアにまで時間をかけるのも難しいものですが、長さを整えたり少し磨いたりして指先まで気をかけておきましょう。
・服装が乱れている
白衣の中に隠れてはいても、チラっと見えた洋服に染みや汚れ、シワがついていては、大きなイメージダウンにつながります。忙しくてアイロンをする時間がないというときには、襟や袖口だけでもアイロンをかけておくと、きちんとした印象に見せることができるため空いた時間を見つけてお手入れしておきましょう。
また、服装の汚れ以外にも注意しておきたいのが、襟元や裾などの開き加減。着ている本人は特別意識をしていなくても、肌の露出が多い洋服に不快感を抱く人もいます。ボタンはきちんと留まっているか、襟元が開き過ぎていないかなどを全身鏡できちんとチェックしておくと安心です。
人は見た目だけで判断できるものではありませんが、服装の乱れは心の乱れという言葉もあるように、身だしなみを整えることは女医として最低限のマナーともいえます。
日頃からきちんとした身だしなみを心掛け、さわやかで素敵な女医の姿を目指しましょう。