女性医師の仕事は非常にハードです。
そのため、出産後の復職に体力的な不安があるという方も多いのではないでしょうか。
徐々に体力を取り戻していこうと考えていると、あまりの過酷さについていくことができなくなってしまう場合も。
復職を希望する場合、産後から徐々に体力を取り戻していくことが重要になるのです。
出産後は大きく筋力が落ち、体力も低下する!
妊娠・出産の際は非常に多くの体力を消耗し、回復にはおおよそ1ヶ月はかかると言われています。
たとえ医療が発展しても母親にかかる負担を根本から軽減することはできないため、時間をかけて回復させる必要があります。
特に女性医師は、出産時の年齢も高くなる傾向があります。20代と30代では体力の回復にかかる時間も全く異なるため、意図的に体作りをすることが重要です。
中でも筋力の低下がもたらす影響は大きく、それだけ疲れやすい身体を作ってしまいます。
意識して階段を使って上り下りするようにしたり、ちょっとした距離であれば車などを使わずに歩いたりするなど、身体を動かす習慣をつけておくのが良いでしょう。
体力の低下が著しい場合は、ストレッチや体操を行うのも効果的です。
ある程度体力が回復して来たらエアロビクスなどの有酸素運動を取り入れるのも良いですが、努力のし過ぎは禁物。
過度な運動で体調を崩せば、休んでいる間に筋力が弱ってしまいます。
あくまで自分の体力に合わせ、毎日続けられるレベルに抑えるのもポイントです。
女性医師の激務に耐えられるようにするためには
女性医師の仕事は忙しいものですが、復帰後すぐは様々な配慮がされ、負担が軽くなっている場合もあります。
しかし、徐々に通常の勤務サイクルに戻されるのが一般的で、体力のコントロールはますます重要になってきます。
復職直後から通常勤務に戻るまでの間は、食事のコントロールに意識を向けましょう。
出産後は鉄分やたんぱく質が不足しがちなため、動物性たんぱく質を適度に摂取し、同時にビタミンも補ってバランスをとっていくことが大切です。
マグロの刺身など赤身の魚や豚肉には鉄分が多く含まれており、さらにたんぱく質もとれるため体力回復におすすめの食材です。
食欲がない場合はサプリメントで補う方法もありますが、サプリメントは併用を前提としていないことがほとんどのため、過剰摂取にならないように注意しましょう。
復職を目指して体力をつけることは、産後の肥立ちを良くし、育児や家事のストレスを解消するためにもうってつけです。
また、栄養バランスは、母乳で赤ちゃんを育てていく上でも重要になります。
ただし、十分な休養も大切なため、家族と協力しながら体力を回復するための時間を作り、日常と体調のバランスを整えていきましょう。