医師コミュニティサイトの「MedPeer」を運営しているメドピア株式会社が、同サイト内にて「DPC制度における高額薬剤の取り扱い」に関する意識調査を行った。調査期間は8月12日~25日で、有効回答数は2401件だった。(参考:医師の半数が「生ポリオワクチンに対する保護者の信頼低下」を実感)
「DPC制度における高額薬剤の取り扱い」について尋ねたところ、最も多かった回答は、「高額薬剤として分岐が設けられ、かつ包括評価されている薬剤については出来高制度にしてほしい」(60%)だった。ただし、「包括制度はそのままで包括点数を工夫するなど改善してほしい」(19%)と回答した医師からは、出来高制度にすると制度を乱用される恐れがあるとの意見も見られた。なお、現行のままでよいと回答した医師は全体の11%だった。
ちなみにDPC制度とは、急性期入院医療を対象とした診療報酬の包括評価制度のこと。2003年4月の導入以来、さまざまな修正が加えられてはきたが、現在も多くの問題を抱えている。