東京電力は7月3日、同日の午前10時30分ごろに、福島第一原子力発電所で東京電力の協力企業の60代の男性作業員が熱中症で意識を失い、道路脇の側溝に脱輪する事故を起こしたことを公表した。(参考:福島原発で働く40代男性作業員、心筋梗塞の疑いで入院)
男性は一時期意識不明であったが、近くの医務室で治療を受けると回復し、軽度の熱中症と判断された。
男性作業員達は防護服に全面マスク姿でトラックを運転し、砂利を運ぶという作業をしていたが、保冷剤入りの「クールベスト」を着用しておらず、またトラックのクーラーも故障していたという。男性は原発の復旧作業員としては17人目の熱中症患者となる。