第42回医療功労賞に石川県の「升谷医院」院長の升谷一宏医師が選ばれた。升谷医院は登町松波地区で唯一のクリニックであり、30年以上過疎地で診療を続けてきた功績が認められた。
(参照:神奈川県 地域医療に献身的貢献をした医療従事者へ医療功労賞を)
Image by 升谷医院
受賞について升谷医師は、自身が表彰されたことに驚きつつも、「開業医の活動が認められたことに励みになる」と喜びのコメント。さらに自身のクリニックがなくなると病院に外来患者増えてしまい病院の本来の役割が十分にできなくなるとして、今後も体力の続く限り地域医療に貢献したいと述べた。
升谷医師は、升谷医師の父の後を次ぎ30年以上に渡り過疎地にて診療を続けてきた。一日の患者数は平均して80人近く、多い時には100人以上にのぼる。患者の大半は高齢者で升谷医師の診療に対して高く評価・信頼をしている。多くの患者を毎日診療している升谷医師。患者の歴史の知り信頼関係を築いていくことが大切と語り、多忙の中も患者の病気だけでなく病歴や性格、家族構成なども重視しているという。升谷医師こそ、まさに医師の鏡とも言える。