山形県 「広域連携臨床実習」実施から3年目、県内の医学生の反応は?

山形県で2012年から医学生を対象に実施している「広域連携臨床実習」が今年で3年目を迎えることとなった、医師の県内定着率への効果が着実にあらわれてきている。
(参照:全国の臨床研修指定病院が集結 医学生・研修医のための「レジナビフェア2014」 開催日程を発表

「山形県広域連携臨床実習」は医学生が臨床研修を付属病院だけでなく県内各地の病院で行うことにより、地域医療への理解を深めることを目的とし推進している。2012年1月16から始まり医師の定着化へもつながる動きとして進められてきた。

山形大学医学部との連携病院も初期は公立置賜総合病院、日本海総合病院、山形市立病院済生館の3病院から2013年には新たに9病院が参加、今年はさらに東北中央病院と県立河北病院の2病院が増え計14病院へ拡大。医学生の実習参加は希望制だったが、同年に必修へと変更された。医学生たちの交通費や宿泊費は県が支援をしている。

山形大学医学部の報告によると、県内の医療機関を研修先に選んだ医学生は2009年に52.9%だったのが2010年には42.5%、さらに2011年度には38.6%と下降傾向となっていたが、広域連携臨床実習が開始された2012年には44.2%と増加したことがわかった。
また、今年春に同県の医学部卒業生のなか県内での臨床研修に臨む研修医は46人。医学部付属病院以外を選んだ21人のうち半数以上が、学生時代の広域連携臨床実習先を研修先に選定した。この施策による医師の県内定着率への効果は着実に現れている。

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