11月1日から小児用肺炎球菌ワクチンが19Aをなど6種類の菌株を追加し新たに切り替え。
(参照:東京都が「小児がん診療病院」を新たに認定すると発表)
肺炎球菌感染症とは、0歳児などの乳幼児が発症のリスクが高いとされている細菌による病気である。感染が重くなると肺炎や中耳炎、髄膜炎などの合併症を起こす事があるが、乳幼児はワクチンを接種することにより肺炎球菌による病気は減少している。
現在、小児用肺炎球菌ワクチンとして使用しているのは7価の小児用肺炎球菌ワクチン(PCV7:プレベナー7)というものである。しかし未だに肺炎球菌に感染してしまう子どももいる。一つの原因として19Aを代表的とする菌株が、現在の小児用肺炎球菌ワクチンに含まれていないためである。11月1日から切り替わる新しいワクチンには、19Aを含む6種類の新しい菌株を追加した13価の小児用肺炎球菌ワクチン(PCV13:プレベナー13)というものになる。
小児用肺炎球菌ワクチンは標準では4回接種とされているが、2回〜4回目が11月1日以降であれば13価肺炎球菌ワクチンへ自動的に変わる。すでに4回接種が終わっている場合、任意接種ワクチンとして料金は自己負担になるが接種することは可能なので、一度かかりつけの病院に相談することがおすすめである。