6月5日に、小児がん患者の置かれている劣悪な環境を改善し、家族と共にすごせる小児がん専門施設の設立を目指す大阪府茨木市のNPO法人「チャイルド・ケモ・ハウス」が、着工先の神戸市中区のポートアイランドでシンポジウムを開催した。臨床研究情報センターで行われたシンポジウムにはおよそ200名が参加。今秋着工、13年春からの開業というスケジュールが発表され、東京都市大学の手塚貴晴教授により建設予定図が披露された。施設はどの部屋からも外が見え、親兄弟と一緒に過ごせる空間が確保されている。さらに医師にとっても子供の様子を確認しやすい配置になっている。
その後はパネルディスカッションが開かれ、今後の同施設が建設されるポートアイランドの開発などに関する話し合いが行われた。