広島県立福山若草園は、発達障害の外来受診について2年間の実績をまとめた。
これは、施設内で実施している外来診療に訪れた人を調べたもので、受診者数は計457人。外来診療は県の医療支援体制強化事業の一環で、県は診療機能の拡充を目指すという。
1年目は152人、2年目は305人が受診した。6歳以下の未就学児の割合が最も高い。
診療は県東部こども家庭センターなどからの紹介を原則とし、療育専門の小児科医である園長が担当している。
症状が重度の場合、県立障害者療育支援センターわかば療育園から診察のために月2回訪れる専門医に再診を依頼するが、現在1~2ヵ月の待機が必要だ。
県社会福祉部は、受診希望者は増えており、人員の拡充が必要としている。