日本産科婦人科学会の理事長・小西郁生氏らが「卵子の提供による生殖医療」に関する報道についてコメントした。
(参照:「来年の6月に開催!「第125回関東連合産科婦人科学会総会・学術集」を発表」)
現代の日本では不妊に悩む人は実に多い。世界的にみると第三者による卵子・精子の提供は一般的である。しかし、世界でも倫理・法律問題などが問題視されている。
日本産科婦人科学会の考えは、従来から「精子・卵子提供による生殖医療」を実施するための制度の整備は国がすべきというもの。厚生科学審議会報告書に基づき、国が、夫婦に対するカウンセリング体制の充実、民法上の「親子関係規定」などの法整備などなど、「精子・卵子提供による生殖医療」が適正に行われるための枠組みを整えることを後押ししていくとコメントしている。