栃木県那須塩原市のパン製造業「パン・アキモト」が、食事を制限されている糖尿病患者向けのパンの製造を始めたと25日に報道された。
現在市販されている糖尿病患者向けのパンは、「ぱさぱさしており、値段も高い」という意見があり、同社では開発に乗り出した。
新しく開発しているパンは、小麦ふすまや胚芽を含んだ小麦全粒粉と県産大麦を使用しており、もちもちとした食感を出すためコンニャクの主成分「グルコマンナン」が粒状にしてまぜられている。また、砂糖は使わず、代わりに低カロリー甘味料が使われている。
その結果、パン1個(35グラム)当たりのカロリーは80キロ・カロリーとなり、試食したモニターからは好評価を得たという。