北朝鮮の最高指導者、金正日総書記の治療に当たっていたとされる医療チームが昨年、シンガポールで脳疾患のリハビリに関する研修を受けていたことが9日、関係筋の話から明らかとなった。話によれば研修を受けた医師達の大半は30代前後の女性。数人で構成された2つのチームがそれぞれシンガポールに一月ほど滞在し、研修を受けたという。日本の共同通信は、シンガポール政府が北朝鮮政府の要請を受けて医療人を受け入れたと伝えている。シンガポールは東南アジアの中では医療水準が際立って高く、金総書記の医療体制が整っていることが伺える。
金総書記は2008年8月に脳卒中を起こした経緯があり、近年はその後遺症があるのではないかともささやかれているが、最近は中国、ロシアなどを訪問するなどの精力的な活動をしている。