月間300万人が利用する全国の病院を検索できるサイトなどを運営している株式会社QLifeが、がん情報に関する調査を行った。(参考:「描いて消せる患者さんへの説明ボード」で使える患者説明用スライド「ライブラリ」誕生 QLife)
同調査は厚生労働科学研究班「国民のがん情報不足感の解消に向けた『患者視点情報』のデータベース構築とその活用・影響に関する研究」の一環として行われたもの。ネットを通じて全国のがん患者、その家族、がんの未経験者など計6560名から回答を得ている。
調査の結果、がんにかかっている本人はがんに関する知識・情報が十分に有ると感じている人が多いのに対し、その家族や近親者は情報不足を感じている人が多かった。また、20代から40代の若い世代や、女性も情報不足を感じている人の割合が多かった。情報収集スキルが高いと思われる若い世代のほうが情報不足を感じているなど、この問題は一筋縄では語れず、原因は多岐にわたるものだと推測される。詳細は同社のホームページで。