心破裂とは

心破裂とは、心臓の心室の壁に亀裂が起こることにより血液が流れ出ることをいい、心臓破裂ともいいます。
新破裂という言葉から心臓が破裂するというイメージが浮かびますがそうではありません。心破裂が起こると心タンポナーデ(心臓とそれを覆う心外膜の間に血液が大量に貯まってしまうこと)に陥り迅速な手術治療を要します。
心破裂には、外傷性心破裂、左室自由壁破裂、左室後壁破裂などがあります。左室自由壁破裂は急性心筋梗塞による発症が3〜10%みられます。その際の死亡率は15%といわれています。心破裂はblow-out type、oozing-type、false aneurysmの3つに分類することができます。blow-out typeは意識障害、けいれんなどの症状と伴に、症例の多くで突然死となります。oozing-typeは徐々に心タンポナーデに陥ります。false aneurysmは自覚症状がないこともあり、心エコー検査、カテーテル検査で診断を行います。通常心臓は上部でありすぐに心破裂が起きることはありません。しかし、心筋の壊死などにより弱い部分ができてしまうと、そこに負担がかかることにより、心破裂が発生します。日本人の死因は1位が癌で心臓病は2位となっており、年間約18万人がなんらかによる心臓の疾患によって亡くなっています。

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