時間外労働とは

時間外労働とは、労働基準法等に基づき法定労働時間を超えて勤務することをいいます。残業、超過勤務、超勤ともいわれることがあります。雇用主は40時間を越える労働時間は時間外労働となり、25%以上の割り増し賃金を支払う必要があります。さらに時間外労働が夜10時〜午前5時間の間の深夜の場合は50%以上割り増し賃金を支払う必要があります。

近年、長時間労働による体への過度な負荷により精神や健康の不調から死に至る「過労死」が問題となっています。1980年代後半に社会問題となり30年近く経った今も職種、性別、年齢問わず増加しています。年間3万人を超える自殺者の中にも過労による原因が考えられるケースも多くあります。この深刻な問題に対して、1ヶ月100時間を越える時間外労働が発生した際は労働基準監督署による立入り調査をする場合があります。医療現場においてはどこまでを労働時間とするのか基準が大変難しいものがあります。
日本小児科学会の調査によると小児科医の23%以上が月超過労働時間108時間を超えていることがわかっています。こういった労働環境改善が求められていますが、医療において医療現場で働く労働者の労働時間を減らすことだけでなく、同時に地域医療や患者の健康の確保のための対策が求められています。

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