2008年に厚生労働省が行った調査によると、我が国の総医師数28万6699人のうち、女性医師は18.1%を占める5万1997人。29歳以下の医師に限れば、女性医師の割合は実に36.2%にもなります。(平成20年度 医師・歯科医師・薬剤師調査より)
最近の医師国家試験合格者の33%が女性であり、若年層における女性医師の増加は著しいものがあります。
しかしながら、他職種と同様、女性の若年期就業率が下がるM字カーブを描いており、女性医師が医師として就業している率は、医学部卒業後、年が経つにつれて、減少傾向をたどり、卒業後11年(概ね36歳)時点で、76%と最低になります。30代半ばという医師としてのキャリア形成期とブランクが重なる現状が続くことにより、医師不足、診療科間の間での篇在に引き続き拍車をかけることが予想されています。女性医師が生涯にわたってキャリアを継続・向上できるように、
医師が働く環境を整備していくことを考えましょう。


- 文部科学省「学校基本調査」


- 「日本の医師需給の実証的調査研究」


- 女性医師が医師として就業している率は、医学部卒業後、年が経つにつれて、減少傾向をたどり、卒業後11年(概ね36歳)で76.0%で最低となった後、再び就業率が回復していく。
最低ラインとなる30代半ばの就業率を82%程度にすることで、極端なV字が解消される。現在の76%から就業率を6%アップすることにより、数千人の女性医師の職場復帰が可能になると推測される。
M字カーブの要因が、出産や家庭内労働であることが明らかであるが、育児支援のみならず、女性医師が働きやすい職場環境の整備が望まれている。
女性医師の就業支援を行っている女性医局では各機関様とともに +6%プロジェクトを推進します。
- 財団法人淳風会 倉敷第一病院
- 当院では、女性医師の育児休業等による離職後のスムーズな職場復帰に向けて、
<時間短縮勤務制><パートタイム制><院内保育園の完備><ベビーシッター費用の補助><産後原職復帰への配慮><育児休業中の給与を一部保障>という、仕事と家庭の両立に配慮した就業環境の場を提供しています。
- ママサポート☆MaMa
- ママサポート☆MAMAでは、『女性医局』と提携し、お母さん医師の子育てのサポートをしております。
お医者様として、母親として頑張っていらっしゃる女性医師の皆様が、安心してお子様を任せてお仕事に専念して頂けるように少しでもお力になれたらと思います。
- 体験派医療人マガジンLattice(ラティス)
- “いい医者になろう”をキャッチフレーズに、学生や若き医療人にサイエンス以外の分野での動機付けと情報を提供する小誌
Latticeでは、医師不足是正策の一助となるべく、女性医師のモティ
ベーションアップやロールモデルの紹介を記事にしています。
女子医大創設者の吉岡彌生先生も、「医療は母性に基づく」、「医療・ 医術は女性に向いている」と仰っていました。
小誌はこれからも輝く女性医師を応援します。


