

東京女子医科大学 ファミリーサポート室 室長 衛生学公衆衛生学 准講師 野原理子先生 インタビュアー 東京女子医科大学医学部5年 永井阿貴さん
女性医局が提唱している「女性医師キャリア形成期のM字カーブ解消を目指す【+6%Project】」では、様々な角度からこの問題を検証しています。
今回は、衛生学公衆衛生学 准講師のお立場で医師の卵たちの教育にあたられると同時に東京女子医科大学医療従事者のためのファミリーサポート室室長の野原先生にご登場いただきました。インタビュアーは、現在東京女子医科大学医学部5年の永井阿貴さん。女性医師としてのスタートを目前に控え、希望と不安が入り混じった心境の中、本音で先生に挑みます。なごやかな雰囲気の中、女性医師のキャリア形成のシビアな現実と未来構想が見えてくるロングインタビューが実現しました。
女性医局に登録されている先生の中には、まさにM字の渦中で、医局を離れキャリアを中断されている方が多いそうです。子育てを機に家庭に入られた先生が“非常勤勤務やアルバイト”を求めて登録されるという現状について、野原先生はどのように思われますか?
私はアルバイトでも週3日でも“あり”だと思っています。それは自分で選択すること。私自身も家庭を犠牲にして働きたくないからわかります。だから、子どもが風邪なら職場に言いにくくても帰りたい。子育ての期間中は週3日しか働かないというのは「いい」と思います。だって自分の子供見ていたいし、10年もすれば子どもは家にいてくれないから「働くしかない」ってなる。その後の復帰は全然あり得るでしょう。
ですから、「私働いてないの」と言わないでほしい。「私。バイトしかしてないから」って言われたら「ちゃんとしている!」って言ってあげたい(笑)健診のアルバイトをしているということは、「医者をやっている」ということなんです。「キャリアがつながっている」と意識してほしい。1日でも、半日でも「続けているんです」。健診でも患者さんを診ていることは同じなので、自信を持って続けてほしい。更に子どもを育てているのだから、次世代の育成もしているということ。医師としての仕事も続け、子育てもしている女性だとご自身で思って下さい。
世間一般の女性方はじめ、医師もまた女性である以上30代でM字を描くことが明らかになっていますが、これから医師になる身としては、女性医師としてのキャリア形成が大変気になっています。
医局の中での現状からお話しいただけますでしょうか?


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