加齢とともにまぶたが重くなってきたり、目が開けにくいなどの症状になる老人性眼瞼下垂。見えにくいまま物を無理に見続けることで頭痛や肩こりの原因となることがあり、手術で治療する患者が増えてきている。
(参照:レーシック手術 術後の後遺症に頭を抱えた相談129件)
Photo:先生とおじいちゃん By motoshi ohmori
老人性眼瞼下垂は加齢とともに症状がでてくることが多く、視野が狭くなったり、まぶたが重く感じたりするようになる。日本は高齢化社会でもあり、平均寿命も2012年度の調査では女性が86.41歳で世界一、男性が79.94歳で世界で5位という長寿国である。老人性眼瞼下垂は左右どちらも症状が出ることが多く、眼瞼挙筋機能、眼位・瞳孔・眼球運動に異常はとくにない。手術で治療することができ、以前は加齢による自然現象という認識で手術する患者は少なかったが、最近では増えてきている。
手術は機能障害の自覚症状がある場合に適応されるが、美容を目的の場合は保険対象外となる。神経や筋肉による原因などもあるため、まずはかかりつけ医へ詳しく治療の相談することをおすすめする。