ライフスタイルの変化に対応できる診療科を選ぶことは、医師を長く続けていくための大切なポイントです。
特に女性医師の場合は結婚や出産、子育てや家事との両立を考慮するケースが多いものです。
女性が働きやすい診療科のひとつである、放射線科の魅力を紹介します。
放射線科医の仕事とは？
放射線科の仕事には、大きく分けて画像による放射線診断と放射線治療のふたつがあります。
放射線診断はCTやMRIでの検査や超音波検査、血管造影などの業務になります。
放射線治療は簡単に言えば「放射線によってがん細胞をやっつける」といったもので、現在はがんの有用な治療のひとつとして広く浸透しています。
放射線科という分野はどんどん進化しており、画像診断の領域においてもかつては画像に映らなかったものも映せるようになってきました。
もちろん放射線治療においても、治療の精度を高めながら後遺症や体への負担を最小限に留められるような技術がどんどん開発されています。
時間の融通がきくというメリット
放射線科は、出産をはじめとする女性特有のライフスタイルの変化に対応しやすいといえます。
まず、放射線科はほかの診療科と比べて時間的な拘束が少ないという面があります。
放射線診断や放射線治療はほとんどが事前に予約を受けた患者さんへの対応になります。
そのため夜勤や休日出勤などもほとんどなく、平日昼間のみでもしっかりと仕事をすることができるのです。
また、現代は遠隔による画像診断も普及してきたため、在宅で読影をするという働き方も十分に可能なのです。
放射線科は日々進化する分野
出産や産後の育児期間に、時間的な無理のない範囲で仕事ができればうれしいですよね。
仕事に熱心な女性医師の中には、一時的にでも休職したり仕事の時間を減らしたりすることに不安を感じるケースもあるかもしれません。
しかし、放射線診断や放射線治療というのは日々進化を遂げる分野です。
さまざまな学会や研究会で発表された論文や症例の情報を集めることが、放射線科の医師にとってのレベルアップにつながります。
そして、ITの進化も著しい現在において情報を集める方法というのはいくらでもあります。
つまり、休職中にも方法次第でどんどん放射線専門医としての技術を高めることができるのです。
現在放射線科医というのは決して飽和状態といえるものではなく、ニーズは高まっています。
時短勤務や在宅勤務など、ライフスタイルに応じて働き方を柔軟に変化させていくことが可能な放射線科ならば、医師としての仕事を長く続けていくことができますね。
女性医局ではライフスタイルに合わせて、転職・就職を希望している放射線科医師向けに求人のご提案をしております。
専任コーディネーターが入職・入職後までサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
