就職や転職を考えている女性医師の中には、診療する科の選択に悩んで、なかなか決められずにいるという方も多いのではないでしょうか。
診療内容への興味やお給金、家庭との両立のしやすさなど、人によって選択基準はさまざまです。
今回は、近年女性医師が働きやすい環境が整ってきているとされる「呼吸器科」についてお話します。
呼吸器科の概要
呼吸器科は、その名の通り「気管」や「気管支」、「肺」などの呼吸に関わる臓器の治療を行う科です。
呼吸器科の中でも、さらに呼吸器内科と呼吸器外科に分かれている場合がありますが、今回は双方を合わせて呼吸器科として紹介させていただきます。
「呼吸」は人が生命活動を維持する上で非常に重要な活動です。
呼吸をつかさどる臓器は、ひとつの臓器に感染症やアレルギー、自己免疫疾患、悪性腫瘍などのさまざまな要素を含んでいるため、診断と治療には知識や経験だけではなく、それらを踏まえた想像力が求められます。
高齢化が進み、呼吸器疾患が増加している現代でさらに需要が高まってくる呼吸器科医は、医師としてのやりがいを求める女性にはピッタリの科であると言えるでしょう。
女性は呼吸器科医に向いている?
呼吸器科は、看護師や薬剤師、地域医師などと連携を取った、チームとしての医療が求められる科です。
さまざまな職種の人々と協力してチームを作り上げるのは、周囲と柔和にコミュニケーションが取れる女性にとても適しています。
実際、ここ数年で女性医師の割合が増えてきている呼吸器科も多いようです。
女性の入局者が増えているということは、女性医師の働きやすい環境が整っている、あるいは整えやすくなってきているということでもあります。
家庭との両立はしやすい?
肺がんやCOPDから喘息、睡眠時無呼吸症候群まで、非常に幅広い疾患を扱う呼吸器科。
出産や子育てなどの家庭が忙しい時期は外来診療を主に担当し、家庭が落ち着いて仕事に専念できるようになったら病棟を持つといった、その時々のニーズに合った働き方ができる可能性があります。
もちろん、勤務先の形態によって働き方はさまざまなため、あらかじめ希望する勤務先で働いている女性医師の様子を伺うといった確認は必要です。
高齢化の続く日本でニーズが高まっているにも関わらず、呼吸器専門医は全国的に少ないと言われています。
「忙しい」と言われて敬遠されがちだったものの、徐々に女性医師が増えつつある呼吸器科で、これからの医療を支えて行くという選択をしてみるのはいかがでしょうか?
女性医局では呼吸器科医師向けに、常勤・定期非常勤の求人情報を多数掲載しております。
またヒアリング面談をご希望される先生向けに、当直なし、オンコールなし、週4日、半日勤務、日勤勤務など様々な希望に合わせて、ホームページ未掲載の求人もご紹介しております。
呼吸器科での転職・就職をご検討中の先生はお気軽にご相談ください。