アナムネとは

アナムネとは、ドイツ語のanamneseからきており、患者が入院する際に行われる入院歴や病気など既往歴の問診のことをいいます。
「アナムネをとる」「アナムネーゼ聴取」というふうに使われます。さらに入院歴や病気だけでなく、家族歴や嗜好などの質問もあります。アナムネ聴取は患者の治療や看護に役立つために行われます。看護師がアナムネ聴取をする際は事前に患者の情報を収集しておくことが情報漏れや患者に同じ質問を繰り返す負担も減ります。
さらに、入院する日は患者の元へ医師やスタッフなど様々な人が来ますので、できるだけ最低限必要な入院の経過や自覚症状、既往、薬歴や緊急連絡先などを先に聴取しておきます。
患者が落ち着いた頃に他の項目を聞くほうが患者の負担も少なくてすみます。アナムネの際は医療専門用語に気をつける必要があります。専門用語ではなく患者のわかる言葉や表現し患者が理解しているか確認しながら行います。もし、幼児や高齢者、意識障害などにより患者自身が答えることができないときは、患者家族にわかりやすく聴取します。
また、大部屋でアナムネ聴取する際は、他の人に聞かれたくない患者もいるので他の場所を用意するなどの配慮も大切です。

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