レベルとは

レベルとは、医療において患者の意識状態の度合いを意味します。
Glasgow Coma Scale(GCS)(グラスゴー・コーマ・スケール)という意識障害の分類スケールが1974年にイギリスより発表されました。日本ではJapan Coma Scale(ジャパン・コーマ・スケール、JCS)が主に使用されています。このJSCでは、全部で9段階ある意識レベルを「覚醒している」「刺激をすると覚醒する状態」「刺激しても覚醒しない」の3つに分類しています。3つの分類のうちの1つ「覚醒している」では、意識障害に問題がないことをレベルクリアといい、一番軽症なレベル1の意識障害は「意識はしっかりとしているがはっきりとしていない状態」、レベル2は「意識障害がみうけられる」、レベル3は「患者自身の名前や生年月日が言えない状態」となります。
2つめの分類「刺激をしなくても覚醒している状態」」では、呼びかけ度合いや痛みなどの刺激を与えた状態でどう反応するかで判断されます。3つ目の分類「刺激しても覚醒しない」では、レベル100、200、300、があり、それぞれ痛みなどの刺激に対しての反応をみます。レベル100では「払いのけるような動作がある」、レベル200は「手足が動いたり、顔をしかめたりする動作がある」、レベル300は「全く反応しない」となります。

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