ムンテラとは

ムンテラとは、医師や歯科医師が患者やその家族に病名、容態、治療方針などを説明することをいいます。ドイツ語ではムント・テラピー(mundtherapie)、英語に置き換えるとマウス・セラピーといいます。患者自身または患者家族が治療方針に対し合意または拒否などの意思を決めていくインフォームド・コンセントと違いムンテラは医師に決定権があります。
医師と患者にはどうしても医療知識に差が出てしまい全てのリスクを説明すると患者はどうしても不安を抱くことがあります。インフォームド・コンセントは治療方針でリスクもデメリットも説明した上で患者が合意、拒否の決定をします。
ムンテラは患者と信頼関係にある医師が患者の治療方針を決定し患者やその家族へ説明を行います。インフォームド・コンセントは1960年頃にアメリカではすでに広がってきており、日本では1989年の医師の国家試験で導入、2001年の医療法改正で医療を提供する際に適切な説明、患者からの理解を得るように務めると規定されました。
まだインフォームド・コンセントよりもムンテラを行う医師も多いですが、インフォームド・コンセントとムンテラを使い分けたりするケースやムンテラは行わずインフォームド・コンセントを行う医師も増えてきました。

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