熱中症とは

熱中症とは、長時間高温の環境の中、大量の汗をかき体内の水分などの調節機関のバランスが崩れることであり、熱失神、熱疲労、熱けいれん、熱射病の総称をさします。症状はほてりや頭痛、吐き気、めまい、湿疹、意識障害、痙攣、運動障害などがあり重症の場合は死に至ることもあります。熱中症による死亡ケースは1968年から2009年までの間で7625件報告されています。その中でも、65歳以上の高齢者が死亡するケースは全体の人数からみて2008年は72.1%、2009年は68.6%と高い割合となっております。熱中症は夏だけに起こる症状ではありません。まだ身体が暑さに慣れていない梅雨明けなどに起こるケースも少なくありません。2010年に熱中症になった患者のうち、梅雨が明けた7月下旬に熱中症になるひとが多く見られました。熱中症は病体が急速に変わっていきます。少しでも熱中症を疑う場合、すぐに涼しい場所へ移動や水分補給などの応急処置をしてそれでも症状が改善されない場合は医療機関へ即座に受診をすることが重要となります。熱中症にならないためには、こまめに水分を補給したり、暑さをさけるなどの予防対策が必要となります。また、水分補給の際は水分だけでなく大量の汗もかくため塩分も一緒に補給することがベストです。

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