新医師臨床研修制度とは

新医師臨床研修制度とは2004年の医師法の改定により始まった新人医師の研修制度のことをいいます。
以前は、大学卒業後は出身大学の医学部に所属し単一専門科を選択し研修をすることが一般的となっていましたが、新制度により臨床研修病院の指定を受けた任意の医療機関で研修ができるようになりました。
制度が始まった背景としては、研修医の待遇問題や、専門分野の知識に偏りすぎてしまう、地域医療への接点不足ということが課題となっており新制度の導入に至りました。これにより専門分野以外の域医療、内科、救急を必修とし専門外以外の知識の習得、育成ができるようになりました。産婦人科、小児科、脳外科などの診療科を選択する新人医師の減少、大学医学部の研究レベルの低下が見られるなどの問題も指摘されており、とくに過疎地や離島などでは多くみられます。
平成24年度時点で臨床研修病院の施設数は臨床研修病院・大学病院合わせて1026施設あり、前年度に比べて12カ所減少しています。平成25年には研修の質の向上や地域医療の人材安定確保を目的とし見直しが行われました。各医療機関へ募集定員を設置し研修希望者の激変緩和措置や出産育児、研究等に応じた臨床研修中断・再開の円滑化の措置なども検討事項となっています。この見直し案は平成27年度より適用予定としています。

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