交代勤務とは

交代勤務とは労働基準法にある「勤務をする者に、休憩時間以外で1日8時間以上の労働をさせてはならない。」
に基づき、所定労働時間以上の勤務体系を要する場合に労働者を交代が交代で勤務することです。
医療などの365日、24時間体制が必要となる職種では必要不可欠な勤務体制となります。とくに深夜による交代
勤務は労働者の健康に対して、深夜勤務の回数を減らす、勤務と次の勤務までの休養時間を十分取れるように
措置をとる、救急の場合に備えて、応急処置や危機管理体制の徹底などの配慮していく必要があります。

職種関係なく、交代勤務で働く男性は日勤のみの男性に比べて前立腺がんになるリスクが約3.5倍高く、心筋梗塞は2.8倍高いといわれています。医療現場においては患者の生命にかかわる業務のため常に緊張感を伴っています。
さらに、緊急対応などにより時間外労働を強いられることもあり医療現場での労働負荷が問題となっています。
日本看護協会ではこうした問題を改善していくため平成25年2月に「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」を作成。現場での夜勤・交代制勤務が抱える課題、負担を軽減するための組織・個人における対策の提案、夜勤・交代制勤務に関連する規定や法令についてなどについてまとめられています。

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