肝炎とは

肝炎とは、なにかの原因により肝臓が炎症した状態のことをいいます。肝炎には急性肝炎と慢性肝炎があり急性肝炎は1~2か月以内で治るものをいい、6ヶ月以上続く場合は慢性肝炎といいます。急性肝炎の症状としては発熱、黄疸、全身倦怠感などがありますが、逆に慢性肝炎は患者自身ではっきりと気付く症状が出ないことが多く、検診などでわかることがよくみられます。
肝炎になる原因として最も多いのはウイルス肝炎という、肝炎ウイルスに感染することがあげられます。種類はA型、B型、C型、D型、E型、G型、TT型があり、A型とE型は主に経口感染、B型、C型、D型、G型は血液感染、TT型は経口感染と血液感染で感染します。日本でD型やE型の発症は稀ですが、どの型も劇症肝炎から肝不全で死亡する恐れもあります。
肝炎ウイルス以外の原因としてはアルコールの摂取し過ぎによるアルコール性肝障害、薬物が合わなかったことによる薬剤性肝障害があります。肝炎ウイルスをもつ母親から生まれた子どもが感染することがあり、とくにB型が多くみられます。母子感染を予防するために、妊娠前に母親は抗ウイルス療法をしてウイルスをなくすことが大切です。日常での感染の注意としてB型やC型肝炎はピアス、鍼、カミソリ、入れ墨などは使い捨てまたは共用しないで使うようにします。さらにB型の場合、性行為でも感染することがありますのでとくに注意が必要です。

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