AEDとは

AEDとは、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)のことをいいます。心室細動の際に突然心臓が止まった場合、除細動というできるだけ早く電気ショックで心臓の動きを戻すことが生存率を高めます。心室細動になってから除細動までに1分経過するごとに生存退院率が7〜10%低くなっていきます。救急車を待つ間の時間に一般市民でもAEDで応急処置することで助かる命も増えてきました。
AEDの使用方法はまず傷病者の意識確認を行い反応があった場合は直接どんな症状があるか聞きます。反応がない場合は気道の確保と呼吸の確認をして救急車の手配をします。そして人工呼吸と心臓マッサージの心肺蘇生法を行い傷病者の呼吸が確認できない場合、AEDを使用します。
AEDは電源を入れると音声とランプで指示がされますので落ち着いてその手順に従います。AEDと心肺蘇生法を約2分間おきにくりかえし救急隊が到着したら中止して引き継ぎます。AEDを含めた救命処置の詳細な方法は総務省消防庁や日本心臓財団のサイトの公式サイトにて参照することができます。
大人用のAEDは8歳以上もしくは、体重が25㎏以上の人へ大して使用と定められています。1歳以上8歳未満の場合は子供用AEDを使用しますが、1歳未満には使用できません。子供用AEDは大人用AEDに比べて電気エネルギー量が3分の1となっています。子ども用AEDを設置する小学校や保育園も増えてきています。

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