アトピー性皮膚炎とは　医療用語集-女性医師/女医の求人/転職/募集は女性医局。健康診断(健診)のアルバイト/バイト情報も提供

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎とは、皮膚の炎症に伴い湿疹や痒みがおこる皮膚の病気です。良くなったり悪化したりと慢性化し、アレルギー体質や肌の弱いひとに多くみられ、年齢性別問わずかかります。アトピー性皮膚炎の原因として遺伝、栄養、環境要因が考えられます。
皮膚は外からの細菌やウイルスから守るために戦い、その免疫反応によって炎症が起こります。アトピー性皮膚炎の患者の場合、この免疫反応が過剰におこることにより、炎症が各幹部で起きてしまいます。ハウスダストや化粧品などの化学薬品、汗や紫外線なども皮膚へ刺激となる原因となります。
治療は大きく分けて薬物療法、スキンケア、原因・悪化因子の除去の3つに分けられます。薬物療法はステロイドや免疫抑制薬などの塗り薬などがあり、ステロイドには強さのランクがあり、患者の重症度に合わせて処方されます。
乳幼児期は乳児湿疹と区別がつきにくいため混同される場合もあります。生後6ヶ月くらいまでに発症した場合は乳児湿疹と診断されることが多く、医師の立場からもこの時期に明確な判断が難しい点があります。乳児湿疹との違いは、アトピー性皮膚炎は炎症が頭部から始まり顔、体全体へ広がっていきます。さらに患部に掻いた痕があることがあげられます。しかし乳児期はおむつかぶれやあせもなどアトピー性皮膚炎と区別しなければいけない皮膚の病気があります。