アンダートリアージとは

アンダートリアージとは負傷者に医療のトリアージ(緊急度判定)という優先順位をつける際に、実際の症状よりも軽症として判定を低くしてしまうことをいいます。この反対に判定を高くしてしまうことをオーバートリアージといいます。
オーバートリアージよりもアンダートリアージの方が患者の命に関わる危険性があるため問題となってきます。この課題においては多少のオーバートリアージへの許容も求められますがオーバートリアージが増えてしまうと本来のトリアージの意味がなくなってしまうので注意が必要です。さらに判定する人によって結果が違ってくることがないように質の向上が重要となります。
さらにアンダートリアージとなってしまった過去の症例のデータ化や気になった症例などのディスカッションを定期的にとるなどして正確な判定ができるようにすることです。トリアージで一般的な連想として災害や事故などで多くの負傷者が出た場合により多くの人の命を救うために負傷者の重症度に優先順位をつけて治療にあたることを想定しますが、院内トリアージというものもあります。院内トリアージとは、病院などの施設において看護師が患者の容態や状況を確認して緊急性に応じて治療の優先順位をつけることをいいます。

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