ORTとは

ORT(Orthoptist)とは視能訓練士のことであり、1971年に制定された視能訓練士法に基づく国家資格のひとつです。視能訓練士は国家試験に合格し、厚生労働省の「視能訓練士名簿」に登録される必要があります。医師の指示の下、両眼視機能に障害のある患者に対し両眼視機能の回復の検査や矯正訓練、または眼下にて斜視・弱視、各種眼科医療機器を使っての視機能の検査なども行います。
もともと、両眼視機能障害がある子どもを主として対象としていましたが、最近では高齢化に伴い視力が低下した高齢者のリハビリにも対応するようになりました。視能訓練士を目指す場合、国家試験に合格する必要がありますが、試験に受験できる条件として視能訓練士養成所で必要な知識・技術を習得する必要があります。視能訓練士養成所は多くは4年制の大学または、3年生の専門学校となりますが、大学・短大や看護師などの養成機関で指定科目を習得してから視能訓練士養成所に1年以上通うことでも試験を受けることができます。
現在、文部科学大臣、厚生労働大臣指定受けている養成所は27校あります。2013年時点での有資格者数は10,879名 となり眼下での幅広い検査業務の拡大により活躍の場が広がっていることから人気が高い国家資格のひとつです。

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