ロンドン医療センター(伊勢田知子先生インタビュー)

ロンドン医療センター 伊勢田先生を囲んで

ロンドン医療センター(伊勢田知子先生インタビュー)
ロンドン医療センターはロンドンで生活する日本人を対象にした日系医療機関。
こちらに勤務されている伊勢田知子先生にお話を伺った。

医師-患者間、イギリスは日本よりもドライ

ドライな関係。その響きは、冷たい人間関係を想像させ、あまり良い響きではない。 しかし、伊勢田先生のお話を伺うと、一概にはそのように言えないのではないかと思った。 日本では、患者さんのために身を粉にして働くことをだれも言わないにしても、どこかで求められているようなところがある。
つまり、医師-患者間は非常に密であり、そこに医師のプライベートを尊重する余裕はない。一方、イギリスでは‘医師は数ある職業の中のひとつに過ぎない。’ という考え方が一般的である。そのため、残業等を強いられることもあまりなく、プライベートの時間を確保することができるとのことであった。 医師である以前に、人であり、女性である。この当たり前の事実を、皆が受け止めるというだけで労働体系ががらりと変わるのである。 うまく仕事と生活を両立するためには、ひとりよがりではどうにもならない。多くの人の理解と協力が必要であることを改めて感じた。

20代はとにかくがむしゃらにがんばりなさい。

医師として働くということ、病院の中の一員として働くということ、そのような環境の中でいろいろな葛藤や他者からの抵抗を感じ、行動を躊躇することがあるかもしれない。 でも、とくに若いときには、そこで遠慮せずにあきらめずに自分の志を信じて一生懸命取り組むこと。 そうすることで、その先が開けてくるはず。伊勢田先生が私たち(学生)に送ってくださったメッセージです。 今目の前にあることをこなしつつも、ときには焦らず立ち止まって自分自身と向き合おう。そして、自分が興味を持ったことはとにかく一歩足を踏み出してチャレンジして、 自分の世界を広げ、いざという時のための行動力と決断力を身に付けられるように、残された学生生活を積極的に過ごそうと決意を新たにした。



このエッセー・コラムが参考になったと思ったらソーシャルメディアで共有してください。



【バックナンバー】

第1回 【ロンドン医療センター】 伊勢田知子先生インタビュー
第2回 【ジャパングリーンメディカルセンター】 内藤亜由美先生インタビュー
第3回 【ロンドン勤務医】 宗像恭子先生インタビュー

facebookもチェック
非公開求人のご紹介!キャリア支援をプロがサポート
女性医局では女性医師のお役に立つために女性のお医者さんがらの体験レポートや、女性医師のキャリア形成におけるコラムを頂いております。医師転職における不安や悩みを様々なコンテンツを通して、前向きに解消していくことにお役立ちいただけると思います。
無料会員登録